サロン誕生秘話 エピソード1-体験記①
『心身ぼろぼろ 自分を失いかけてたわたしを救ってくれた1人のセラピストさん』
27年ほど前、イギリスに住んでいた私は、命にかかわるほどの難産のすえに生んだ娘の体調不良と育児に悩む毎日を過ごしていた。その姿を見かねた友人が、あるセラピストを紹介してくれます。
娘は生まれて1ヶ月過ぎたころから ほっぺや口周りに赤みが出てきて 乳児期は常に首や手足の関節の内側がグジュグジュに爛れ、胸やお腹、背中と広がり アトピー性皮膚炎と診断された。
薬を塗ってはなおり、やめれば直ぐに悪化の繰り返し 常にかゆみがあるようで 薄い小さな爪は凶器となってほっぺを掻きむしり血が滲む ミトン(赤ちゃん手袋)をしててもこすれて血がついてる。小さな娘の痛々しい姿を見るのは本当に辛かった。
泣き叫ぶ 眠らない 眠れない 食事制限 神経質に清潔を保ち 外にでる体力もなくなり 一日中部屋にこもる日々が続く 夫は家に居ずほぼ留守
娘と一緒に泣いてたころまでは良かったが…涙も出なくなり 泣きさけぶ娘の口をふさいだ自分に恐怖を感じた。
誰にも相談できない。孤独だった。 そして私の精神はだんだん壊れていった。
27年前といえば 今のように無料でおしゃべりできる便利なツールがあるわけでもなく
日本へ電話するのも 横に砂時計を置いて にらめつけながら短い時間をできるだけ家族に心配かけまいと 精一杯明るい口長で話し 遠い向こうの母の明るい声を聴いて少し安心できた。
ふりかえると わたしの精神不安と極度のストレス 身体の不調 娘の為にと神経質な行動 孤独な時間という中で わたし自身がわたしを追いこみ責めて 傷つけ 愛娘にも伝染させていた。
どうしていいのか わからない
かわりたくても かわれない
何もしたくない 放り投げてどこかへ逃げて楽になりたかった。
そんな時に わたしをみかねた友達が
一日娘を預かるから、マッサージを受けてきな
と声をかけてくれたのだった
続きはまた明日~